テイルズ オブ ヴェスペリア
「テイルズ オブ ヴェスペリア」(Tales of Vesperia)は、
2008年にバンダイナムコゲームスが提供したRPGで、任天堂をはじめとする複数のプラットフォームでプレイ可能です。本作は「テイルズ オブ」シリーズの一部であり、そのジャンルは「正義を貫くRPG」とされています。
概要
本作は、都市部を守る「魔導器(ブラスティア)」に支えられた架空の世界「テルカ・リュミレース」を舞台に展開します。物語は、平民たちと貴族の権力闘争、そして魔導器を巡る事件から始まります。主人公のユーリ・ローウェルは、かつて騎士だったが、腐敗した騎士団に失望し街を守るために行動を開始します。旅を通じて新しい仲間を得ながら、彼らは次第に大きな陰謀へと巻き込まれていきます。
物語の流れ
1. 水道魔導器奪還編
ユーリは、水道魔導器の魔核を盗んだ泥棒を追い、その途中で少女エステリーゼと出会います。彼女の協力を得つつ、ユーリは仲間を集めることに成功し、彼らは帝国の腐敗と対峙することになります。
2. 凛々の明星編
ユーリたちは新たな仲間エステルと共に、彼女を狙う謎の魔物に立ち向かいます。複数のギルドとの緊張した対立や、彼らの目指す目的を巡る葛藤が物語の中で繰り広げられる中、彼らは友情や信頼を深めていきます。
3. クーデター編
aレクセイ騎士団長の策によってエステルが囚われ、ユーリたちは彼女を救うために立ち上がります。途中、数々の試練や仲間の裏切りに直面しながら、壮絶な戦闘を繰り広げます。
4. 星喰み編
過去と現在が交錯する中、ユーリたちは古代の災厄「星喰み」に立ち向かうことになります。彼らは精霊の力を借り、強大な敵に挑むためにさらなる成長を遂げます。物語は、ユーリたちの正義感と信念が試される試練で満ちています。
戦闘システム
「テイルズ オブ ヴェスペリア」の戦闘は、リニアモーションバトルシステムに基づいています。これにより、プレイヤーはキャラクターをリアルタイムで自由に操作でき、攻撃や魔法を駆使して戦うことができます。また、技やスキルの習得、特定の条件を満たすことで強力な技を発動することも可能です。
リリースと評価
本作は、最初のXbox 360版に続き、
PlayStation 3版が登場し、その後HDリマスター版もリリースされました。いずれの版本でも、高評価のシナリオやキャラクター育成がファンに支持され、多くの売り上げを記録しています。アニメ化もされ、ゲームから劇場版へと媒体を越えた展開を見せています。
まとめ
「テイルズ オブ ヴェスペリア」は、ストーリーやキャラクターの魅力、豊かな世界観が多くのファンに支持される名作です。多角的な要素が組み合わさり、プレイヤーに深い体験を提供しています。